スタディサプリで数学は伸びる?河合塾・駿台と比べた使い方と活用術
スタディサプリとはどんなサービスか
スタディサプリは、リクルートが運営するオンライン学習サービスです。スマホやタブレットがあれば、自宅でも移動中でも映像授業を見られます。数学は積み重ねの教科なので、学ぶ順番と続けやすさがとても大切です。ここでは、サービスの基本、数学で学べる範囲、料金の見方を順番に整理します。最初に全体像をつかんでおくと、自分に合うかどうかを判断しやすくなります。
リクルートが運営する映像授業サービスの基本
スタディサプリには、小学生向けから高校・大学受験向けまで、学年に合わせた講座が用意されています。授業は1講義15分前後に区切られているため、通学の電車や夕食前のすき間時間に1つずつ進められます。
講義動画に加えて確認テストとテキストがセットになっているので、見るだけで終わらず、理解できたかの確認までつながります。数学が苦手な人にとって大きいのは、わからない所だけを何度でも見返せることです。学校の授業は止められませんが、映像なら一時停止も巻き戻しも自由にできます。
数学講座で学べる範囲と単元
数学は、数学I・A、数学II・B、数学III、そして新課程で加わった数学Cまで学べます。単元の例は次のとおりです。
- 数学Iの「二次関数」
- 数学Aの「場合の数と確率」
- 数学IIの「微分・積分」
- 数学Bの「数列」
- 数学IIIの「極限」
- 数学Cの「ベクトル」
この並びは学校の教科書の流れとおおむね重なっています。そのため、定期テスト前に「二次関数だけ」「数列だけ」と、必要な単元をピンポイントで選べます。単元ごとに学べることが、数学ではとても使いやすい点です。
料金とコースの考え方
料金は、プランや支払い方法、キャンペーンの時期によって変わります。目安としては、通塾型の塾に比べて月々の負担を抑えやすい価格帯です。ただし金額は変更されることがあるため、申し込む前に公式サイトで最新の内容を確認してください。
コースを選ぶときは、学年だけでなく目的も考えます。学校の授業についていきたいのか、共通テストや二次試験まで見据えるのかで、選ぶ講座が変わります。迷ったときは、無料体験で実際の講義を1本見てから決めると失敗が少なくなります。
スタディサプリの料金は月額2,178円!小学生から高校生まで使える費用の考え方
数学の学びで見たスタディサプリの強み
数学の勉強で一番つらいのは、わからない所が見つからないまま先へ進んでしまうことです。映像授業は、この問題をうまく解決してくれます。ここでは、数学の学びにとってスタディサプリの強みになる点を3つに分けて見ていきます。自分の悩みと重ねながら読んでみてください。
短く区切られた講義で苦手単元だけを狙える
1講義が短いため、苦手な単元を小さな単位で取り組めるのが大きな利点です。たとえば「三角関数の加法定理だけがあやふや」という場合、その講義だけを見ればすみます。
学校の授業では、1つの単元が終わると先へ進みます。理解が浅いまま積み残すと、数学IIIの極限や微分法で一気に苦しくなります。必要な部分だけを選んで学べる仕組みは、こうした積み残しを減らすのに役立ちます。
倍速再生と繰り返し視聴で理解を固められる
得意な単元は倍速で流し、難しい単元はゆっくり見る。こうしたメリハリのある使い方ができます。確認テストで間違えた箇所は、もう一度講義に戻って見直せます。
数学の理解は、1回見ただけでは定着しません。1回目は流れをつかみ、2回目は式変形を自分の手で追う、というように見方を変えると効果が上がります。映像なら何度見ても追加の費用がかからないので、この繰り返しに向いています。
学校の予習復習から大学受験まで一本でつながる
中学数学の「正負の数」や「一次関数」から、高校数学、大学受験までが同じサービスの中でつながっています。そのため、学び直しがしやすいのも特徴です。
- 高校の「二次関数」でつまずいたら、中学の「一次関数」に戻る
- 「数列」でつまずいたら、中学の「文字式」を確認する
- 共通テストが近づいたら、数学I・Aの総復習講義を選ぶ
数学のつまずきは、もっと前の学年の内容が原因になっていることがよくあります。学年をまたいで戻れる環境は、原因にたどり着く近道になります。
河合塾・駿台・東進と比べてわかる向き不向き
スタディサプリが気になっても、河合塾や駿台のような通塾型と何が違うのかは迷いやすい点です。結論から言うと、どちらが上というより、向いている人が違います。ここでは違いを表にまとめたうえで、向いている人の特徴と、塾と組み合わせる考え方を紹介します。
通塾型との違いを表で比べる
| 項目 | スタディサプリ | 河合塾・駿台などの通塾 |
|---|---|---|
| 学習スタイル | 映像授業を自分のペースで視聴 | 決まった時間に教室で受講 |
| 時間の自由度 | 高い | 時間割に合わせる必要がある |
| 質問のしやすさ | 基本は自分で解決する | 講師やチューターに直接聞ける |
| 費用の傾向 | 月々の負担を抑えやすい | 年間では大きな金額になりやすい |
| 向いている人 | 自分で計画を立てて進められる人 | 学習ペースを管理してほしい人 |
表のとおり、最大の違いは自由度と管理のされ方です。東進ハイスクールのように映像授業を校舎で受けるスタイルもあり、通塾と映像の中間にあたります。費用や通学時間を抑えたいならスタディサプリ、強制力が欲しいなら通塾型、という整理が基本です。
スタディサプリが向いている人の特徴
向いているのは、次のような人です。
- 近くに通いやすい塾がない
- 部活動で通塾の時間が取りにくい
- 苦手な単元だけを集中して学び直したい
- 授業の速さが合わず、自分のペースで進めたい
共通点は、時間の使い方を自分で決められることです。映像授業は、見る日を決めて習慣にできる人ほど成果が出やすくなります。逆に、予定を立てるのが苦手な人は、週に何講義進めるかを最初に決めておくと続けやすくなります。
塾や学校との併用という選択
実際には、どちらかを選ぶ必要はありません。たとえば鉄緑会のように進度が速い塾に通う場合、授業で理解しきれなかった単元をスタディサプリで補う使い方があります。
河合塾や駿台に通いながら、復習用として映像を使うのも有効です。塾の授業で聞き逃した解法を、もう一度ゆっくり確認できます。学校の定期テスト対策にはスタディサプリ、模試対策には塾のテキスト、と役割を分けると無駄がありません。
数学が伸びる使い方と志望校別の活かし方
せっかく講義を見ても、見ただけでは数学の力はつきません。大事なのは、見たあとに何をするかです。ここでは、つまずき単元から逆算する方法、問題演習とのセットの組み方、そして志望校のレベルに合わせた考え方を紹介します。今日からそのまま試せる内容にしています。
つまずきやすい単元から逆算して選ぶ
最初にやるのは、苦手の原因を探すことです。たとえば数学IIの「微分・積分」が苦手なら、原因は数学Iの「二次関数」や、数学IIの「指数関数・対数関数」にあることが少なくありません。
1つ前、2つ前の単元にさかのぼって講義を選ぶと、苦手の根本が見えてきます。遠回りに見えても、土台を直したほうが結果的に早く伸びます。
視聴後に問題演習をセットにする
講義を1本見たら、同じ単元の問題をすぐに解きます。手順は次の4つです。
- 講義を見て、解法の流れをノートにまとめる
- 教科書傍用問題集やチャート式の例題を解く
- 間違えた問題に印をつける
- 3日後と1週間後に解き直す
この流れを守ると、見た内容が解ける力に変わります。数学は自分の手で解いて初めて身につくので、動画の視聴時間より演習の時間を長く取るのが目安です。
志望校別の活かし方
東京大学や京都大学のような難関大では、記述の答案力が問われるため、講義で基礎を固めたあとに過去問演習と添削が必要です。この段階では、塾や学校の先生の添削を併用すると力がつきます。
早稲田大学、慶應義塾大学、東京理科大学などでは、標準問題を確実に解き切る力が得点に直結します。講義で解法を整理し、演習で精度を上げる使い方が合っています。共通テスト対策なら、数学I・Aと数学II・B・Cの基本単元を一通り終えることが先決です。
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